電子レンジの庫内電灯を修理

10年くらい前に買った電子レンジの庫内を照らす電球が切れたので,修理しました.

参考になるかも知れないので,修理記録をアップします.

まず,電子レンジの上面には,

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のような警告が貼ってあって,「自分で分解・修理・改造をしない」と書かれています.修理作業は自己責任で行って下さい.

それでは,ACコンセントを抜いて,グラウンド線も外します.

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次に本体のカバーを固定しているネジを外します.

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すると上の写真(暗くてすみません)に写っている,特殊な電球が見つかりました.

この電球はネジで筐体に固定されているので,それを外すと,

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このような形です.フィラメントが切れているのが肉眼でも判りました.

この電球には 110V 20W と刻印されていました.この電球のソケット部分は特殊で,2本のピンになっていました.ピン間隔は 8mm でしたので,蛍光灯のプラグと同じです.

そこで,アマゾンで,GY10q 規格の蛍光灯ソケットをE26ソケットに変換するアダプターと,E26ソケットをE17ソケットに変換するアダプターと,E17用小型LEDランプ (110-250V, 5W)を購入しました.

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上の写真の右が蛍光灯ソケットをE26ソケットに変換する GY10q です.

これは

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のようなピン配置になっていて,8mm 間隔の電子レンジで使われていたソケットを,ピン1-3,または,2-4,に接続すると,うまくE26ソケットの両電極に電圧がかかります.そこで,この3つを組み立てると,

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のようになります.後は,上の写真の右側のピンを電子レンジで使われていたソケットに差し込めば良いことになります.そこで,上の写真のアッセンブルを

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電子レンジの筐体の金具を少し曲げたものに,インシュロック2本で縛り付けます.

上の写真はこの縛り付けた状態です.この状態でも結構しっかりと止めっていますが,念の為,これらを超万能接着剤(プラスチックが接着できる)で固定します.接着剤は硬化するまでに垂れる可能性があるので,接着剤を塗った後,セロテープで周りを覆います.それが,

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この写真の状態です.ここで,導体部分が周りの金属部分と接触していないかどうか,注意深く調べて,問題なければ,後は電子レンジの本体カバーを元に戻して,完成です.最後は,グラウンド線,ACコンセント,などを接続して,レンジの中に水をいれたコップなどを置いて,試運転をしてみます.

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上の写真のように,確かにランプが点灯しているのがわかります.

電子レンジの庫内ランプは,電子レンジのメーカーや機種によって違うと思われますので,いつもこの方法が通用するわけではないですが,修理の参考にして下さい.